花振袖の舞の終演後、お客様を送り出す時に流されている音楽があります。
どこかノスタルジックで耳に残るこの音楽、名前を「花やしき音頭」といいます。
花やしき音頭は昨年つくられたばかりで、花振袖と一緒に踊ることができる簡単な振り付けもあるんですよ。

本日はこの花やしき音頭の歌詞を紐解き、皆様に花やしきのことをもっと知っていただきたいと思います。
観音様のすぐ横に笑顔の花咲く場所がある
花やしき音頭はこのフレーズで始まります。
観音様とは皆様ご存知の通り、浅草寺のことを指します。
浅草寺でお参りをした後は、花やしき通りを通って花やしきまでいらしてくださいね。
花劇場の入り口も花やしき通りにあるんですよ。

起源はアメリカ海軍のペリー提督やってきた 江戸の時代に植木屋が作ったお庭が花やしき
この歌詞は花やしきの歴史を語っています。
なんと花やしきは、江戸時代につくられた日本最古の遊園地なんです!
と言っても、当初は牡丹と菊細工を主とした花園として、造園師の森田六三郎さんにより作られました。
明治5年頃からは遊戯施設が置かれ、動物の飼育が行われていたこともあったそうです。
その後、震災や戦争による閉園を経て遊園地として再建しました。
今の花やしきになるまでにさまざまな紆余曲折があったのです。
歴史を知ると、花やしきの楽しみ方も増えそうですね。

江戸時代末期 開園当時

大正15年 東門(現 浅草門)

昭和6年 ライオンの赤ちゃん
あなたと初めて会ったのは笑顔の花咲く花やしき 今は子供と手を繋ぎ遊ぶ幸せ遊園地
花やしきは老若男女問わず楽しめる遊園地です。
お座敷でも、様々な年代の方と花やしきの話題で盛り上がることがあります。(特にローラーコースターとお化け屋敷に思い入れがある方が多いように思います。)
最近では夜、園内のイルミネーションをしていたり、人気アニメとコラボレーションすることもあります。
楽しみ方が色々あるのも花やしきの特色の一つです!

そして最後にもうひとつ。
実は、花やしき音頭は、花やしきの社長が作詞をしているんです。
だからこんなに花やしきの魅力が詰まった歌詞になっているんですね!
花やしき音頭と花やしきの魅力を少しでもお伝えできたでしょうか。
是非、花やしきを遊び尽くしてください!